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水炊き鍋と旬まではもう少し!!ハクサイ [野菜]

 先日昔からの友人数名と集合して一日中外に出かける機会があった。日も暮れはじめ最後に誰が言い出したか鍋パーティーでもしようということになった。「ええ?うちでするの!!」

 場面が変わってわが住まい。いつもの調子でにゃんこが機嫌よくニャーニャーと玄関まで出迎えに来てくれたのだが・・・「!!」すたこら逃げ出す始末。

 よく学生時代は集まって鍋パーティーしたなぁと昔を思い出しながら白菜を洗う。ハクサイの旬は大体11月~2月頃なのだがそれ以外の時期のはどうしても農薬を使うので少し丁寧に葉を1枚1枚洗ったほうが良い。

 「ハクサイってさあ、いつが一番うまいんだっけ?」などしょうもない話をしながら鶏肉を一口大に切る。

 実際もう少ししたほうが結球して甘さも一番の食べごろになるのだが今日のところは仕方ないザクッザクッと菜切でハクサイも切る。あとはニンジンやらネギやらエノキを切って準備完了。

 沸騰したらほんだしを入れ昆布茶を入れ(中略)最後にガラスープで味を調えて完成、ポン酢・ゆずコショウでおいしくいただきました。

 そうそう、冒頭で逃げだしたにゃんこも友人たちが満足して帰るころにはすっかり打ち解けて、猫缶など普段めったに食べないごちそうまでもらってテンション上がりっぱなしでしたというオチ。


 ハクサイの原産地は、地中海から中央アジアのあたりとされている。アブラナ科の越年草で結球しないタイプも存在する。日本には1804年当時の清国と名古屋の貿易間を経てはいってきたようだ。熱に弱いのが弱点だがビタミンC豊富、カリウムも多い最近の研究ではガン抑制作用もあるとされているその一方化学肥料など使用すると硝酸塩が多量に含まれるため胃がんの原因物質を摂取してしまうという矛盾が。

 主な産地は長野県と茨城県で全国の半分を占めている。北海道から沖縄まで広い範囲で食材として使われる。灰汁が少ないのでアレルギー体質の人におすすめ。

ハクサイ100g中
カロリー14/タンパク質0.8g/脂質0.1g/炭水化物3.2g/カルシウム43㎎/カリウム220㎎/マグネシウム10㎎/リン33㎎/鉄0.3㎎/ビタミンA 8μg/カロテン99μg/ビタミンB1 0.03㎎/ビタミンB2 0.03㎎/ビタミンB6 0.09㎎/ビタミンC19㎎/ビタミンE0.2㎎/ビタミンK59μg/食物繊維1.3g/水分95.2g

旬:11月~2月頃まで
タグ:野菜

秋はサツマイモをふかす [野菜]

 秋になるとサツマイモをふかしてモサモサと食べる、これもまた毎年恒例になりつつあるのだがあの素朴な味わいが何とも言えないくらい好きである。まあ個人の好き嫌いなどどうでもいいのだが調理のはやさを短縮するのならレンジがおすすめである。

 タワシでガシガシとサツマイモをきれいに洗い水をきって適当なサイズに切り分けた後ラップでくるくると巻くそして電子レンジに入れて4分くらい温めるとあら不思議完成~という小技を覚えてしまったのでちょくちょく作って食べるのである。大学芋のたれなるアイテムもスーパーマーケットには置いてありからめてゴマをかけて食べるもよし工夫次第で良い仕上がりのおやつができるのはうれしい。

 サツマイモは栄養価がたかい民間療法としてではあるが肝臓病にも有効であるとされる。米国の国立ガン研究所は毎日サツマイモ(カボチャ・ニンジン)を食べた人は食べない人より肺ガン発生率が半分になると発表するほどである。糖脂質のガングリオシドやカロテンが抗ガン作用として優秀なためであるらしい。食物繊維(セルロース)も比率としては多くはないのだが含まれており他の野菜と比べ食べる量が多くなる傾向があることから結果効率よく摂取できる。ほかにもビフィズス菌、乳酸菌の繁殖促進をする物質も含まれており胃腸が活発になるのも有名である。調理しても壊れにくい性質のビタミンCも多く含まれる。

 原産は中央アメリカで日本には1698年頃当時の琉球から種子島経由で入ってきたという記録がある。


今日のまとめ
サツマイモ100g中
カロリー132/タンパク質1.2g/脂質0.2g/炭水化物31.5g/カルシウム40㎎/カリウム470㎎/マグネシウム25㎎/リン46㎎/鉄0.7㎎/ビタミンA 2μg/カロテン23μg/ビタミンB1 0.11㎎/ビタミンB2 0.03㎎/ビタミンB6 0.28㎎/ビタミンC29㎎/ビタミンE1.6㎎/食物繊維2.3g/水分66.1g

旬:秋

ネコと秋ナス [野菜]

 宅配便で届いたままのナスが仰山つまった箱をおもむろに開け1つ2つとしまっている最中携帯が鳴った。「おぉー!!じぃちゃんか無事とどいたよ、ごちそうさん~」とたちまち始まる長話・・・途中でばあちゃんにバトンタッチ以下お察し・・・。

 「今日の電話はいちだんと長かったなぁ~」と一人ぼやきながら台所に帰ってくると、箱の中をネコ(箱とみれば入ってみたいお年頃のアメリカン・ショートヘア)が占拠中!!ナスのバリケードに身を隠しこれでもかと猫パンチを繰り出す!!繰り出す!!これはひどい光景だなときっちり証拠写真を撮ってからひょーいとつまんで箱の外に出す。

 「えーもうおしまい?」と無言で抗議するにゃんこを傍らに台所を片付けて今日は何をつくろうかひき肉をナスではさんで揚げてみようかピーマンもあったかな?となんだかんだといつもと変わらない夕刻である。

今日のまとめ
ナス100g中
カロリー22/タンパク質1.1g/脂質0.1g/炭水化物5.1/カルシウム18㎎/カリウム220㎎/マグネシウム17㎎/リン30㎎/鉄0.3㎎/ビタミンA8μg/ビタミンB1 0.05㎎/ビタミンB2 0.05㎎/ビタミンB6 0.05㎎/ビタミンC4㎎/ビタミンE0.3㎎/ビタミンK9μg/食物繊維2.2g/水分93.2g


リンゴ長果25って何だ? [野菜]

 リンゴ長果25という早生リンゴの新しい品種が長野県で発表されたようである。

 既存品種の早生リンゴである"つがる"に比べ高い温度の中でも色が付きやすく、5~8日早く収穫できるとのことである。順調に栽培すると収穫期は8月中旬から下旬となるようだ。

 果汁が多いためまさにジューシーで食感がよく糖度や酸度も申し分なくおいしく食べられるうえに保存期間も冷蔵庫でしっかり保存することにより1ケ月は持つとのことである。

 "千秋"と"シナノレッド"の交配種である"リンゴ長果25"であるがこのリンゴが成功するまでなんと14年間もの期間がかかったという。市場に出回るにはしばらくかかりそうだが今から楽しみな要チェックのリンゴといったとこだろうか?



 バラ科リンゴ属の植物リンゴは原産はアジア中国東部から朝鮮半島である。ヨーロッパには4000年前の栽培記録が残っているがコーカサスの小アジア地方が原産である。我が国日本には平安時代ごろはいってきたと言われている。世界四大果物の一つである。

 効用としては疲労回復に即効性を持ち、芳香は病人の精神安定を誘発し、ナトリウムに比べカリウムを多く含むことから高血圧対策にも有効とされている。

 他の果物をリンゴと同じ場所に置くと熟成がはやまるのはリンゴから発せられるエチレンガスの効果である。

今日のまとめ
リンゴ100g中
カロリー54/タンパク質0.2g/脂質0.1g/炭水化物14.6g/カルシウム3㎎/カリウム110㎎/マグネシウム3㎎/リン10㎎/鉄微量/ビタミンA 2μg/ビタミンB1 0.01㎎/ビタミンB2 0.02㎎/ビタミンB6 0.03㎎/ビタミンC4㎎/ビタミンE0.2㎎/食物繊維1.5g/水分84.9g/

旬:品種による 10~3月(ふじ)

北海道でジャガイモの害虫が見つかる [野菜]

 北海道網走市の畑でジャガイモシロシストセンチュウという害虫が発見された。実はこの虫(線虫)は世界にはけっこう分布している。

 たとえばアメリカ、カナダ、ペルー、ヨーロッパ、ロシア、たしかニュージーランドあたりにもいたはずなのだが我が国日本で見つかるのははじめてである。

 ではその害虫の何がいけないのか結論から言うと人畜無害であるのだが寄生されたジャガイモは根っこから養分を吸収され元気がなくなり黄化しやがて枯れてしまう。するとジャガイモの収穫量が激減するところが問題なのである

 しこもこの害虫ちょっと曲者でたまごができると硬くなって乾燥や寒さから身を守るのでなかなか根絶しにくい性質なのである。

 しかし、あまり自分から移動するタイプでないため農業用機械の類に付着したものや収穫されたジャガイモにくっついていたものを人間が別の場所まで動か差ない限りはあまり拡散しないのである。

 北海道は発見された同じ日に農林水産省から、まん延防止対策の徹底要請を受けている。

 また、どのくらいまで拡がっているのか特定する調査も開始され同時に土壌や収穫したジャガイモを移動するときは植物防疫官による移動前検査を実施、発見された現場の消毒、ジャガイモの連作をひかえることも要請されている。

 これだけすれば急激に拡がることはないんだろうが今後の展開はとても気になるところである。時間があれば農林水産省のホームページも是非チェックしてみたい。

苦みの強いズッキーニには注意 [野菜]

 街頭の温度計がみえる大通りをオフィスへの行きかえりに歩くのだがその数字が毎日徐々に下がりつつある。32℃が30℃へ28,25・・・まだまだ猛暑日もあるのでたまに跳ね上がったりもするのだがその日数も減ってきた。こころもちか風の質も変わり秋の風がたまに吹き抜けていくのがわかる。

 ここのところ暑さを理由に自炊をサボっていたので今日は思い切って野菜カレーでもつくろうかと思い買出しに行ってきた。人参にジャガイモ、玉ねぎ、カボチャ、アスパラ、ゴーヤー、特売のズッキーニ、夏野菜カレーである。

 ズッキーニはウリ科カボチャ属である外見はキュウリに近いのだがじつはカボチャの類である。しかし、カボチャのように寝かせて美味しくなるものではないので新鮮なうちに食べるのがおすすめ!保存する場合はあまり低温だとすぐダメになってしまうのでできれば冷蔵庫に入れるときも新聞紙などにくるんで対策をしたいところである。カロテンやビタミンBが豊富なため代謝を促進しアンチエイジングに良いらしい。ククルビタシンという苦味成分が少し含まれる。通常は問題ないが、まれに含有量の多い個体があり、食中毒発生の例もあるため苦味の強い個体には注意が必要である。

今日のまとめ
ズッキーニ100g中
カロリー14/タンパク質1.3g/脂質0.1g/炭水化物2.8g/カルシウ24㎎/カリウム320㎎/マグネシウム25㎎/リン37㎎/鉄0.5㎎/ビタミンA320μg/ビタミンB1 0.05㎎/ビタミンB2 0.05㎎/ビタミンB6 0.09㎎/ビタミンC20㎎/ビタミンE0.4㎎/ビタミンK35μg/食物繊維1.3g/水分94.9g/

旬:6~9(10)月

金賞のモロコシ [野菜]

 目の前が蒸気で曇っていて見えない、黙々とトウモロコシを茹でること数分、粒のそろった黄金色の茹でモロコシができた。

 農家さんから産地直送してもらった某大会審査金賞受賞のブランドモロコシをポイポイと鍋に放り込み「これじゃあ暑いのにさらに熱いよ」とかわけのわからないことを思いながら茹でたモロコシは、甘くてとてもジューシー!!茹でモロコシには昔からちょっとうるさい私も満足な一品でした。

ごちそうさま。

 茹でるときには薄皮を一枚のこすと外に甘味が流れ出なくておいしく茹で上がる、私は水の状態から火にかける派で沸騰後5~7分くらい茹で塩はちょっと多めのものが好みである。

 最近では電子レンジ調理が主流ときく。一度も試したことがないので今度やってみたいという誘惑にもかられるのだがもはや年中行事として私の中にある暑い中鍋で茹でて食べるというこだわりがなかなかそうさせない。(まあどうでもいい話なのだろうけど。)

 世界三大穀物であるトウモロコシはイネ科の一年生植物で紀元前5000年頃にはすでに大規模な栽培化が進み南北アメリカ大陸の主要農産物になっていたとのこと。日本には1579年ポルトガルから伝わってきたようだ。年々品種改良が進み白い品種や果物より甘い品種など様々である。また、工業用や畜産用飼料など用途も様々である。

 鮮度劣化が激しく一日で糖分がでんぷんに変化しておいしさが半減してしまうのでともかくとれたてがおすすめだ。保存するのならできるだけはやく調理し冷凍庫へ。

今日のまとめ
トウモロコシ100g中
カロリー92/タンパク質3.6g/脂質1.7g/炭水化物1.68g/カルシウム3㎎/カリウム290㎎/マグネシウム37㎎/リン100㎎/鉄0.8㎎/ビタミンA 53μg/ビタミンB1 0.15㎎/ビタミンB2 0.10㎎/ビタミンB6 0.14㎎/ビタミンC8㎎/ビタミンE0.4㎎/ビタミンK1μg/食物繊維77g/水分3.0g/

旬:夏



どこまでもグリーンなミント [野菜]

 料理に使ったスペアミントをグラスに挿しておいたらもじょもじょと小さな根っこが出てきた。すごい生命力だなぁと定期的に水を変えつつもほぼほったらかしておいたら想像以上の成長ぶり・・・

 「お前誰だよ?」というくらいたくましく育ったので仕方なく近所のホームセンターからテラコッタ、まあいわゆる素焼き鉢を購入してきて有無を言わさず植えた。そして現在に至る・・・。

 別名グリーンミント和名ではミドリハッカでおなじみの昔からの品種スペアミントはヨーロッパ温帯原産の爽やかな香りのシソ科ハッカ属のハーブである。たまご型の鮮やかな緑の葉、くっきりした葉脈が印象的である。

 名前の由来は葉が尖っていて「槍」に見えるところからスペアと付いたといわれている。効用は、食欲の増進、消化の促進、殺菌効果、気分のリフレッシュ、等々

 テラコッタはイタリア語で「焼かれた(cotta)土(terra)」を意味する。日本の素焼き鉢より300℃以上高い1000~1300℃程度で焼かれ、通気性、排水性にすぐれているため植物を育てるうえでプラスとなる環境をつくることができる。

 そうそうスペアミントでなにを調理したかは後日まとめることにしよう。

今日のまとめ
ハーブといえば聞こえがよいがここまで茂ってしまうとただの草にしか見えない・・・続く?

タグ:野菜

夏バテと五角形のあいつ [野菜]

 夏バテ防止にオクラがいいらしい、実家の爺ちゃんがとれたてを宅配便で送ってくれたのだがちょっとさすがにこれは多すぎ?と絶句するほど箱にめいっぱい詰まっていた。爺ちゃんの気持ちは嬉しいありがたい。

 私としてはオクラは抵抗なく普通に食べれらる食材ではあるのだがしかしそれ以上でもなくそれ以下でもない。毎日モリモリ食べるというのもちょっと違う感じもするし・・・「うーんこれってどのくらい保存がきくんだろうか?」ひとまずキッチンの隅の冷蔵庫をちょこちょこと肩をすぼめて整理し始めた。

 あの独特の五角形フォルムをしたいかつい野菜は包丁で刻むとこれまた独特のぬめりが出てくる、この粘りはペクチンという水溶性の食物繊維を含むムチンという成分である。胃粘膜を保護し胃炎や胃潰瘍を防ぐ効果に加え、アルコールなどからも胃を守り夏バテを防いでくれる。

今日のまとめ
オクラ100g中
カロリー30/タンパク質2.1g/脂質0.2g/炭水化物6.6/カルシウム92㎎/カリウム260㎎/マグネシウム51㎎/リン58㎎/鉄0.5㎎/ビタミンA670μg/ビタミンB1 0.09㎎/ビタミンB2 0.09㎎/ビタミンB6 0.10㎎/ビタミンC11㎎/ビタミンE1.2㎎/ビタミンK71μg/食物繊維5.0g/水分90.2g

旬:7~9月


家庭菜園 [野菜]

 お向かいの家庭菜園に今年も夏野菜がたくさん育っている。

 早朝、出勤しようと家の門を出るとちょうど畑のオーナーである老夫婦が手入れをしていた。「おはようございます!」道路を挟みちょいと距離があるのでアクション付きで挨拶する。

 すると、おいでおいでと言わんばかりに手招きが返ってきた。
「たくさん収穫したから持ってきなぁ~」手もとにあった買い物袋にキュウリをごっそりとつめて渡してくださったのは老婦人のほうである。軽快に紡がれる野菜自慢にしばし相槌を打ち最後に丁寧にお礼を言い会社へと向かった。

 うり科の一年生つる草であるキュウリは原産がヒマラヤ山南部と言われるが、エジプトの紀元前1700年頃やローマ時代にも栽培の記録があるとのことである。ペルシア(胡)からシルクロード経由で六世紀に華北に入り、本国の最古の記録は平安前期という。

カリウムがナトリウムに比べ200倍多く高血圧対策や利尿作用にも優れているのだが反面体を冷やすため冷え性体や胃腸が弱い者は注意が必要である。

今日のまとめ
キュウリ100g中
カロリー65/タンパク質1.8g/脂質0.1g/炭水化物15.4g/カルシウム46㎎/リン62㎎/鉄0.7㎎/ビタミンA極めて微量/ビタミンB1 0.05㎎/ビタミンB2 0.04㎎/ビタミンB6 0.10㎎/ビタミンC3㎎/食物繊維5.7g/

ハウス栽培より露地物のほうが味がよくビタミン豊富、ガン抑制物質はまがったもののほうが多く含まれる。

旬:7~9月

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